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【夢をカタチに】心もポカポカ・薬剤師の山口真輝さん (1/2ページ)
「薬剤師は国家資格が必要な技術者。だけど、仕事にやりがいが見つけられず、長続きしないことも少なくない」
薬剤師として長年、病院に勤めていた山口真輝さんは、自らの経験から「薬剤師にとってやりがいのある調剤薬局を作りたい」という強い信念を持ち、京都商工会議所の「創業塾」に参加。起業の心構えや税務・法務など創業に必要なことを学んで、健康食品の製造販売を手がけるイスト(京都市中京区)を設立した。
「調剤薬局を開業しようと思って試算すると3000万円は必要。借金する覚悟はあったけど、周りに反対されて…」
そこで、まずは商いを修得するため、わずかな負担金で商業施設「新風館」(同)のワゴンショップに出店できる京都市の「商い創出事業」に応募。朝鮮ニンジン、ドクダミ、杜仲など18種類の漢方をオリジナルブレンドで配合した薬膳(やくぜん)茶や趣味で作っていたアクセサリーを並べ、販売経験を積んだ。
中庭の吹きさらしの中でのワゴン販売。「寒さよりも暑さの方がつらかったかな。体が弱く、1カ月持つかどうか不安だったけど、約10カ月間、休まず営業を続けられたのは、薬膳茶を飲み続けたから」と明かす。
薬剤師時代、尊敬できる漢方医に出合って漢方に興味を持ち、独特の苦み、臭みを消そうとお茶に混ぜて飲み始めた。疲れ目、腰痛、便秘などその日の体調に合わせた“自家製ブレンド茶”を毎日飲んでいると、「体調、体質が改善され、日常生活に欠かせなくなった」という。



