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JT、日清が冷凍食品事業の統合白紙 ギョーザ中毒事件が影響
このニュースのトピックス:食の安全
日本たばこ産業(JT)と日清食品は6日、両社トップがそれぞれ会見し、4月に予定していた冷凍食品事業の統合計画を、白紙撤回すると発表した。JT子会社のジェイティフーズが輸入販売した中国製ギョーザによる中毒事件で、JTは冷凍食品の生産調整に追い込まれており、事業統合は困難と判断。両社合意のうえで、統合を断念した。
事件後初めて会見したJTの木村宏社長は「健康被害に合われた方をはじめ、多大なご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。
一方、日清食品の安藤宏基社長は「日清はトレーが壊れていた場合でも全品を回収する。JTとは食の安全性に対する考え方が違かった」とJTの一連の対応に不満を表明した。
JTは、すでに94%の株式を保有している加ト吉の完全子会社化については、「完全統合で効果を出したい」(木村社長)とし、予定通り進める。しかし、日清がJTから加ト吉株の約49%を譲り受け、日清の冷凍食品事業を加ト吉に移管する合意は解消する。
日清はギョーザ事件発覚後、安全検査などでJTを支援。4日には、加ト吉株への出資引き上げなど「日清が責任を持って安全性確保に取り組みたい」と提案したが、5日の3社トップの協議でJT側が拒否した。
計画では、昨年11月の3社の基本合意をもとに、JTが冷凍食品最大手の加ト吉を株式公開買い付け(TOB)などによって完全子会社化した後、日清に加ト吉株を譲渡し、3社の冷凍食品事業を統合することになっていた。

