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武田、米バイオ医薬品日本法人を買収
このニュースのトピックス:遺伝子組み換え
国内製薬最大手の武田薬品工業は4日、遺伝子組み換え技術を活用したバイオ医薬品の世界最大手、米アムジェン(カリフォルニア州)の日本法人(東京都千代田区)を買収すると発表した。
買収額は非公表だが、他に契約一時金3億ドル(約320億円)と、新薬の開発段階に応じて最大計5億3700万ドル(約570億円)を支払う。開発費用も、国内の全額と海外の一定程度を負担する。これにより、武田はアムジェンが開発中の抗ガン剤や抗体医薬品など新薬候補13種類について、日本での独占開発・販売権を獲得する。
国内製薬業界ではエーザイが米バイオベンチャーを4300億円で買収するなど新薬開発で苦戦する国内大手が、今後の成長領域とみるバイオ医薬品事業へのM&A(企業の合併・買収)の動きを加速。武田も昨年11月、バイオ医薬の集積地・米サンフランシスコに抗体医薬研究の子会社を設立した。今回は世界最大のバイオ医薬品企業、アムジェンとの提携関係を強化し、成長戦略を加速させる。
米アムジェンは1980年に設立され、ベンチャーから世界11位の製薬大手に急成長。日本法人はアムジェンの100%子会社で、抗ガン剤など新薬候補物質の臨床試験を日本で実施している。
武田は同社の新薬候補である抗ガン剤「モテサニブ」の日本での独占開発・販売権、海外での共同開発・販売権も獲得する。このモテサニブについては日本国内での開発費全額と海外での開発費の6割を負担。それ以外の12品目も国内での開発費全額、海外での開発費の一部を上限付きで負担し、関係強化を図る。