ニュース: 経済・IT RSS feed
ネット業界の流れ変わるか…企業文化の違いに疑問視も (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ポータルサイト
マイクロソフトがヤフーに再度買収を提案したのは、世界一のネット企業に急成長したグーグルに対抗するには、もはや独力では不可能と判断したためだ。2003年ごろから急速に台頭してきたグーグルにヤフーは押されっぱなし。一方、マイクロソフトは新たな収益源としてネット事業への傾倒を強めているが、思うように進まない。流れを変えるために手を携えようという戦略だが、両社の企業文化はあまりにもかけ離れており、成功を疑問視する向きもある。(谷口正晃)
現在の主戦場はインターネット。グーグルが始めた検索連動型広告は同社に莫大(ばくだい)な事業原資をもたらし、ネット経由の無料サービスでライバルを圧倒する。マイクロソフトはその可能性の大きさに気づき、数年前から経営資源の多くをグーグル型ネット戦略に投じているが、簡単に差は縮まらない。
一方、ネット検索の草分けであるヤフーは、新技術や新規ビジネスに即応できず、ブログなどのホットな分野ではじき出され、収入源のオークション事業からも撤退。検索、メール、携帯向けサービスなどに経営資源を集中させるが、成果には結びついていない。
こうした中でマイクロソフトは一昨年からヤフーに買収を提案。昨年5月に表面化した交渉ではヤフー側の拒否反応が強く、立ち消えになっていたが、「ヤフーは今年、岐路に直面する」とみるアナリストが増えており、マイクロソフトは勝負に出た。
今回の買収劇についてヤフーが本社を構えるシリコンバレーでは、社風があまりにも違うことから「ヤフーがマイクロソフト傘下となったら、社員がグーグルに移籍する」と冗談交じりに語られており、文化の違いから失敗したタイムワーナーとAOLの世紀の大合併の再現も指摘される。