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【登板】三菱重工業次期社長 大宮英明氏
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普段のソフトな語り口は、一見、造船・重機の業界イメージとは相いれない。だが、29日の記者会見では「重厚長大といわれる当社を、軽快なフットワークの会社に変えて、事業を発展させる」と言い切った。
社内評は「行動力を伴うまじめ人間」。
入社以来30年以上、設計・開発畑一筋だった。キャリアの転機となったのは、産業機器部門や冷熱部門への異動だ。冷熱部門では生産の海外移管を積極推進し、赤字体質からの脱却に成功した。
昨年、常務から副社長に昇格して全社的な開発・生産態勢を陣頭指揮。全国に散らばる工場を見て回り、技術を見る眼を養っている。
佃和夫社長は「強いリーダーシップ、高い倫理観はもちろんだが、技術を洞察する素養がある」と後任指名の理由を明かす。昨春、政府から譲り受けた国産ロケット事業、今春の事業化を目指す「MRJ」など会社の将来の左右する事業の成否が、その素養にかかっている。
好きな言葉は「技術は決してだませない」。三菱重工が手がける700品目もの幅広い製品に目を配りながら走り続ける。(小熊敦郎)

