ニュース: 経済・IT RSS feed
貸付料前借りでJRと協議へ 整備新幹線財源で政府・与党
政府・与党は23日、整備新幹線の新規着工に向けた具体的な検討を行うワーキンググループ(WG)の初会合を開いた。会合では、新規着工に必要となる安定的な財源を確保するため、新幹線開業後にJR各社が国に支払う線路施設の貸し付け料の前借りについて、JR各社と協議を始めることを決めた。前借りの対象は、北海道、北陸、九州、東北新幹線の平成22年度末から順次完成する区間。
政府・与党は平成21年度の着工を目指し、完成予定区間の貸し付け料前借りと合わせ、着工済みの整備新幹線の完成後にJR各社が受ける波及効果を利益に換算した「根元受益」を財源に充てる案なども検討する。
ただ、「根元受益」の負担に対するJR各社の警戒は根強い。また、貸し付け料についても、本来は開業直前に協議するのが原則。JR側は「受益の発生以前の費用負担は、非合理的で根拠がない」(JR東日本)などと反発しており、協議難航は必至だ。
また、この日の会合では、九州新幹線長崎ルートの並行在来線をJR九州が経営分離しないとした同社と佐賀、長崎両県との合意内容について国土交通省が報告した。