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マック独り勝ち 次々新手の戦略が奏功 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:流通業界
原田社長が、同じ“マック”の愛称を持つアップルコンピュータ(日本法人)社長から異色の転身を遂げたのは16年。その前の15年12月期の業績は売上高が2998億円、最終損益は71億円の赤字に転落していた。
原田社長が手を付けたのが、外食産業の基本であるQSC(経営の質、サービス、清潔さ)の徹底。17年からは「この戦略がなければ、今日はない」(原田社長)という、低価格の100円メニューによる「バリュー戦略」を展開。業績が上昇反転するきっかけを作った。
しかし、独り勝ちマックに死角はないのか。過去には、平日半額バーガーで業績を拡大しながら、その後、値上げと値下げを繰り返す価格戦略の迷走でジェットコースターのように業績が急降下した経験もある。昨年11月には、自主衛生基準を逸脱したサラダを販売していたという不祥事も発覚した。
食の安心・安全に対する消費者の関心がかつてないほど高まるなかでの不祥事には、「好業績によるタガの緩み」(業界関係者)と指摘する声も出ている。
消費者の納得感を満足させる基本戦略の徹底に加え、経営の緊張感を持続できるかが、カギとなりそうだ。