ニュース: 経済・IT RSS feed
シャープ 液晶で“外販”強化の方針 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:家電
このため、大画面化によって価格下落に歯止めをかける戦略を軌道修正。32型を中心とする中型モデルを強化した結果、7〜9月期のシェアは約11%(米ディスプレイサーチ調べ)と、久々の首位に立った。10〜12月期も首位だったとみられるが、片山社長は「好んでシェア1位を取ったイメージではなく、小売店での大幅な値引きが要因だった」と苦々しく語った。中・小型は価格競争が厳しく、シェアの割に北米市場での収益は厳しいようだ。
同社は昨年末、堺市で3800億円を投じる世界最大の液晶パネル工場を着工した。「第10世代」(2・85×3・05メートル)と呼ぶ巨大ガラス基板から42型のパネルを一気に15枚(亀山第2工場では8枚)生産できるが、主戦場の米国でサブプライム問題が長引くと、パネルの供給過剰を危ぶむ声が上がるのは必至だ。
そこで、起死回生の“一手”として打ち出したのが、パネルの外販強化だ。
現在は大半のパネルを自社の液晶テレビ「アクオス」に使っており、外販比率は20%程度にとどまっている。これを平成22年度には過半数に高めて、液晶パネル事業を外販中心にシフトする。すでに、大型パネルを東芝に供給する契約を結んだが、他の大口供給先も確保しつつあるようだ。
片山社長は「外販が進めば、逆にパネルが足りなくなる。液晶パネルの外販と(世界首位の)太陽電池事業が収益に貢献するようになる」と胸を張っており、業界や市場関係者が新戦略の成果に高い関心を寄せている。



