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食い倒れの街・大阪で「飲食店開業塾」開校へ
食い倒れの街、大阪で飲食店経営者を育成する“開業塾”が、6月にも大阪・本町の商業ビル「船場センタービル」10号館に開校する。調理技術だけでなく、開業計画から経営ノウハウまでを教え、出店時の立地や資金面の相談、メニューや業態開発なども総合的に支援するのが特徴だ。
本町界隈(かいわい)の船場地区の活性化を目指す小規模オフィス開発業者や大手ゼネコン、設計事務所などが参加する「船場クリエイティブ・ポート推進協議会(S−CREP)」が企画。平成19年7月、女性店主ばかりの飲食店街「船場女将小路(おかみこうじ)」をオープンさせた10号館の地下1階のスペース(約160平方メートル)に、所有者の大阪市開発公社の協力を得て、教室とモデル店舗を併設した塾施設を設ける予定だ。
講師陣やカリキュラムなど詳細については今後詰めるが、3カ月と6カ月のコースを設定。受講者はまず、コンセプトづくりや市場性調査、調理・サービス技能、財務、運営ノウハウなどを学ぶ基本講座を必修する。
その後、おでんや鉄板焼き、焼き肉、割烹(かっぽう)など希望の飲食業態に関する専門的な知識、技術を習得する専門講座に移行。さらに、開業塾が提携する実際の店で研修したり、教室に併設したモデル店舗で実習できるようにする。
また、実際の出店希望者に対し、メニュー・業態の開発や立地調査、資金準備など開業まで個別指導するプログラムや、開業後の運営指導、従業員教育、メニュー開発などを支援するプログラムも用意する。
開業塾には、カフェ経営を志望する女性向けにセミナーを実施している財団法人大阪市女性協会も賛同。座学中心のセミナーでは、すぐには開業が難しい面もあり、セミナー修了者向けの開業塾の実習機能の紹介や指導者の派遣も期待している。
S−CREPの代表幹事を務めるSOHO技術研究所の畑眞八郎代表(69)は「飲食店開業を目指す人がなかなか踏み切れない理由として、資金と失敗に対する不安がある」と指摘。開業塾では、受講者の要望に基づいた実学を中心に教え、卒塾時点で出店が可能となるようなレベルを目指す。