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【TOKYOの時代】(9)広告 飛ぶ媒体、上昇気流に (1/3ページ)
このニュースのトピックス:TOKYOの時代
「あっ、飛行船。すごく大きいね。1回乗ってみたい」
「そういえば、愛知万博のときも飛んでたよね」
多くの人でにぎわう東京・渋谷。若いカップルが上空を見上げ、空のかなたに消えていくまで見守る。飛行船が広告媒体として持つ可能性の大きさを物語っていた。巨大都市では空までもが広告換算できる。
≪豪華クルーズ人気≫
日本飛行船(東京都中央区)が所有する飛行船「ツェッペリンNT号」は、昨年11月23日から1月5日までの予定で遊覧飛行を行っている。埼玉県桶川市の飛行場を飛び立ち、新宿、六本木など、都心上空を90分かけて巡る、“空の豪華客船クルーズ”。12万6000円からの料金に対し、期間中の800坐席は、受け付け開始から4日で完売した。
日本飛行船は、2002年設立。愛知万博(愛・地球博)のPRや企業の宣伝で飛んだことはあるが、遊覧飛行は初めて。渡邊裕之社長は、「売れ行きは全く予想がつかなかったが、良い方に極端に振れた」と予想以上の反響に喜ぶ。
NT号はドイツ製で、全長が約75メートルと、ジャンボジェット機に匹敵し、他の飛行船よりもかなり大きい。空中でほぼ静止したままの360度回転が可能。ドイツでは、01年に遊覧飛行が始まり、累計でのべ約7万人がクルーズを経験している。

