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「見えない危険を探せ」首都高の点検計画見直し (1/2ページ)
首都高速道路会社は30日、高速道路の点検計画を平成20年度から見直す方針を固めた。橋脚の地中に埋まった部分や樹脂でカバーされているケーブルなど、これまで手がけていなかった「見えない個所」の点検を強化する。きっかけは今年8月に起きた、首都高よりも“若かった”米ミネソタ州道路橋の崩落事故。首都高は大型車の通行が多いうえ、総距離の4割が築30年以上で老朽化が心配されている。このため、これまでよりも点検を強化。損傷の発見と補修を徹底し、不測の事態が起こらないよう万全を期す考えだ。
20年度に初めて検査に乗り出すのは、鋼製橋脚の、地中約1・5メートルの部分。橋脚には鋼製とコンクリート製のものが計約8000脚あり、このうち築30年以上たつ鋼製橋脚約2000脚を対象に、地中部分の「さび」を調べる。
接地部分でさびが目視できるものから数本をサンプルとして選び、地面を掘削。さびが予想以上に広がっていれば、同様にさびが見える他の橋脚へも点検を拡大、補強材などによる補修を急ぐ。
また、築40年近くたつ橋をつって支えるケーブルの本格検査も実施する。対象は昭和45年に建設された荒川の小松川橋(東京都江東区、全長281メートル)。ケーブル1本は直径210ミリで、ピアノ線が1430本束ねられ、樹脂製の布で巻かれている。
調べるのはそのピアノ線のさびだ。建築以来、約2回だけ布をめくって調べたことがあるが、手作業のため非効率で、調べられる個所は1回2、3カ所に限られていた。
しかし、20年度は布をめくらなくても磁気でピアノ線の状況を調べられる機器を投入。徹底した精密調査を行う。

