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コーセー、台湾に攻勢 高級ブランド「ジル」投入 アジア市場開拓の試金石 (2/2ページ)
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台湾でジル・ブランドを展開することにしたのは、化粧品市場全体の約7割を百貨店での販売が占めているため。日本と消費動向も似ており、コーセーでは、ジルに最も適した市場とみている。初年度は、富裕層をターゲットに台北市内の百貨店数店舗に出店する計画。台湾で成功すれば、他のアジア諸国への展開も検討する。
国内化粧品3位のコーセーは、上位の資生堂やカネボウ化粧品の強みである多額の広告宣伝費をかけた「メガブランド戦略」とは一線を画し、「ブランドによってはあえて社名を前面に出さないことで客層拡大に成功してきた」(小林社長)。ただ、売上高に占める海外比率は約10%と上位2社に比べると低く、1984年に進出した台湾に新ブランドを投入することで海外売上高拡大に弾みをつける。
国内の化粧品メーカーは、「世界一要求が高い」といわれる日本の消費者に鍛えられ、世界トップレベルの技術力を持つ。国内市場の縮小で各社がアジア進出を加速するなか、コーセーはジルのブランド力を生かし、市場開拓を進める。

