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おさえたトーンで船出 NHK次期会長 福地氏が会見 (2/3ページ)
■質疑
−−選出の経緯、経営委員会の議事についてどう思うか
福地氏「私は受ける立場なので、申し上げない」
−−外部からNHKに来て、どう乗り切るか
福地氏「企業は質なりといい、社員が気持ちよく動かないと進まない。NHKは電波という形のない商品を届けるだけに、人材が大きい。トップがすべてを握るのではなく、組織をまとめる軸足、考え方がはっきりしていればいい。私はよその会社から乗り込んでいくとは思っていない」
−−古森氏との関係は
福地氏「20年前に米国視察旅行で初めて30人ほどの中でご一緒した。その後は(関係が)途切れていた。その後、私が長崎大の同窓会会長として同窓会の講師を頼んだ付き合いはある」
−−ジャーナリズムとしてのNHKの役割は
福地氏「不偏不党、中立性のほか、電波媒体として災害など緊急報道の使命は大きい」
−−NHKと政治との距離についてどう思うか
福地氏「コンプライアンスに関わるので、十分意識したい」
−−副会長ら人事の方針は
福地氏「適材適所だが、具体的にはまだ、中のことを把握していない」
−−現段階のNHKの課題は、今後どうするか
福地氏「私はかねがね、三次元の変化と言ってきた。今はあらゆる分野で変革が起こり、深く、スピードも速い。理念以外のすべてを変えるくらいの勇気がないといけない。具体的な課題の把握はこれからだが、すべてを見直すことが必要ではないか」
−−執行部と経営委が対立する場合、どうするか
福地氏「緊密な連絡が必要だが、私は執行機関とトップなのだから、はっきり申し上げることは申し上げないと。意思疎通は十分図っていきたい」
−−古森委員長から何をどう改革してほしいといわれたか
福地氏「まだそこまで話していない。組織、CSR(企業の社会的責任)、国際放送については大きな課題だといわれた。しかし中身はこれから。組織については、何人減らすかではなく、無駄がないかが大事だ」
−−娯楽番組は不要との意見にどう思うか
福地氏「同じ娯楽番組でも、おばあちゃんが受験生に、この番組みていいよ、というような正しい教育番組はあると思う。必要だと思う」
−−経済界のしがらみを捨てて公共放送に携わる覚悟は
福地氏「50年住み慣れた故郷のアサヒビールの立場を返上してくる。編集権自立や不偏不党の覚悟を持っている。営利は辞めるが、公益関係は仕事の肥やしとして続けたい」




