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NHK会長に福地氏 外部登用は20年ぶり
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NHKの最高意思決定機関であるNHK経営委員会(古森重隆委員長=富士フイルムホールディングス社長)は25日、次期会長として、アサヒビール相談役の福地茂雄氏(73)を選出した。福地氏は「人生最後で最大の仕事として取り組んでいきたい」と抱負を語った。外部からの起用は昭和63年に三井物産相談役から就任した池田芳蔵氏以来、約20年ぶり。
福地氏は長崎大経済学部卒業後、アサヒビールに入社し、営業部門の責任者としてビール事業拡大を推進。社長、会長兼CEO(最高経営責任者)を経て、平成18年3月から現職。今年11月には東京芸術劇場館長にも就任した。
この日の委員会では、福地氏の人事案に対し、12人の委員のうち、法定の9人を超える10人が賛成した。一部委員から、元日銀副総裁でジャーナリストの藤原作弥氏(70)を推す声があったが、新聞社の監査役をしていることが放送法に抵触するため、人選の対象から外された。
福地氏について、古森委員長は、「大きな組織を率いて改革を進めてきた人。文化的素養もある」と説明。
福地氏は「質の高い番組を社会、文化、教育、経済など大きな問題で発信することにNHKの意義を感じ、引き受けた。NHKは電波という形のない商品を届けるだけに、人材が大きい。トップは、組織をまとめる軸足がはっきりしていればいい」と語った。
会長人事をめぐっては経営委が、「内部の人材では踏み込んだ改革ができない」として人選を進めてきた。福地氏は、橋本元一会長の任期が切れる1月25日に就任する。
NHKの会長は平成元年に就任した島桂次氏以来、川口幹夫、海老沢勝二、橋本の各氏が内部から登用され続けてきた。


