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【次世代無線】KDDI陣営、ウィルコムに免許交付
周波数2・5ギガヘルツ帯の電波を使う次世代高速無線通信をめぐり、増田寛也総務相は21日、KDDIなど6社が出資する「ワイヤレスブロードバンド企画」と、PHS事業者のウィルコムに免許の認定証を交付した。総務省は同日、2社への免許交付について電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問、妥当との答申を得たため。2社は平成21年2〜4月ごろに試験サービスを始め、同年夏以降に商用サービスを提供する。
次世代高速無線は移動中でも動画など大容量のデータを高速で送受信できる通信規格。ノート型パソコンやカーナビ、情報家電などで幅広い利用が想定されている。
その免許取得には、アッカ・ネットワークスとNTTドコモなどが出資する「アッカ・ワイヤレス」、ソフトバンクとイー・アクセスなどが出資する「オープンワイヤレスネットワーク」を加えた計4陣営が名乗りを上げていた。総務省は事業計画を詳細に比較し、KDDI陣営とウィルコムが、技術力やサービス展開の早さなどの点で優れていると判断した。
KDDIは米インテルが提唱した通信規格「モバイルWiMAX(ワイマックス)」方式の技術開発に平成15年ごろから取り組み、同規格の標準化を推進する国際会議「WiMAXフォーラム」の主要メンバー。
事業計画では当初5年間に1万9000の基地局を設置するとしており、約3割の場所を確保した。安価で小型の基地局設備も開発済みで、低コストで速やかに事業展開できると評価された。
一方、ウィルコムは国産技術のPHSを発展させた「次世代PHS」方式を採用。既存のPHS通信網や無線設備を次世代規格と共用するため、投資効率が高く、財務面で有利だと評価された。
KDDI陣営とウィルコムはともに月3000〜4000円程度の定額制サービスを検討しており、通信エリアは24年度末に人口カバー率で90%超に達するとしている。