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リクルート、スタッフサービスを買収
人材・情報サービスのリクルート(東京都中央区)が、人材派遣最大手のスタッフサービス・ホールディングス(東京都千代田区)を買収する方向で最終調整に入ったことが20日、分かった。買収額は1700億円程度とみられる。週内合意をめざしており、実現すれば、両社合算の人材派遣事業の売上高は約5288億円に上り、業界2位のパソナグループの約2312億円を大きく引き離す、企業グループとなる。
リクルートは、スタッフサービスが20日までに実施した入札に参加して優先交渉権を得た。入札には人材派遣世界最大手の米マンパワーも参加したもよう。
人材派遣業界は、雇用形態の多様化を背景に拡大し、年間4兆円市場になった一方で、成長の鈍化も指摘されている。このため、リクルートは今回の買収で、規模とサービスの両面で競争力の強化を狙う。
スタッフサービスは、売上高3234億円(2006年度)で業界首位。創業者の岡野保次郎会長が発行済み株式の約80%を保有しており、リクルートに対し、株式をすべて売却する見通しだ。
一方、リクルートは求人広告や転職支援などの人材紹介サービスで国内有数の規模を持つが、グループのリクルートスタッフィングを核にする人材派遣事業は、売上高2054億円(同)で業界5位にとどまっている。
■リクルート 1960(昭和35)年に江副浩正氏が創業した。非上場。本社は東京都中央区。アルバイトや就職の情報誌の出版や金融など幅広く手掛ける。バブル期に拡大したノンバンク事業の失敗で92年にダイエー傘下に入ったが、2000年に株を買い戻した。07年3月期の連結売上高7569億円。グループ従業員数約1万7千人。「リクルートスタッフィング」「リクルートエージェント」などのグループ企業で人材派遣、人材紹介も行っている。