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【直球緩球】コーセーの小林一俊社長 営業資源をメリハリ投入 (2/2ページ)
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−−資生堂やカネボウは、売上高が年間100億円以上の「メガブランド」を増やす戦略だ
「スキンケアブランドの『雪肌精』は発売23年目だが、今年度は3度にわたるプロモーションを行ったこともあって、計画以上を売り上げた。すべてのターゲットに広く売るより、明確な客層に長く愛用してもらう物づくりをする。既存ブランドをつぶし、新しいものを立ち上げるようなことはしない。最近は、ブランドを大事にしない風潮があるのではないか」
「メガブランドでは魅力も出しにくい。ある百貨店では、コーセーグループは最多の6ブランドを販売しているが、客はそれらがすべてコーセーとは知らないだろう。あえてコーセーを出さないことで購買層を増やしている成功例だ。こうして巨大な広告宣伝費を使う2大メーカーとの違いを出す。各ブランドの営業利益率は最低でも2ケタ以上に設定して、両社の上を狙う」
−−海外展開は
「国内市場は成熟化している。売上高に占める海外比率はやっと10%で、競合他社と比べ少ない。今年は中東のドバイにも進出した。海外の富裕層マーケットには、早期に最高級ブランドの『コスメデコルテ』を投入していく。中国では百貨店で展開するか、旗艦店を出すかを検討中だ」
−−男性用化粧品への進出は
「百貨店などからも要望があり、早期に検討するが、開発には1年以上かかる。若者の化粧に対する意識が特に高まっており、彼らが次に使うものを狙っていきたい」(吉村英輝)
■こばやし・かずとし 昭和61年小林コーセー(現コーセー)入社。取締役マーケティング本部長兼宣伝部長、常務、副社長を経て平成19年6月から現職。45歳。東京都出身。創業者の小林孝三郎氏の孫。

