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いすゞ、軽量小型トラック参入へ
いすゞ自動車は12日、2012年(平成24年)ごろをめどに、積載量を維持しながら燃費性能を大幅に高めた「軽量小型トラック」分野に参入する方針を明らかにした。今後3年程度をかけて市場調査や開発を進め、中国やインドをはじめとする新興国や中東などの資源国に投入する。激化する世界競争の勝ち残りにはラインアップの拡充が不可欠と判断した。
新たに開発する軽量小型トラックは、小型トラックの海外モデル「Nシリーズ」(日本名エルフ)よりも車重を20%軽くする。積載量はそのままで燃費効率を10%向上できるという。
新興国の経済成長などを背景に世界の商用車需要は拡大傾向にある。いすゞも世界のトラック需要が05年の800万台から、15年には950万台に拡大すると予測している。
いすゞでは、成長の原動力である新興国・資源国市場を攻略するため、軽量小型トラックを「世界戦略車」として導入する考え。また、燃費・環境規制の厳しい日本や西欧市場にも同トラックの投入を検討する。
現在、いすゞは車重3・5トン以上の小型トラックと、同1・5トンのピックアップトラックの両車種を世界戦略の主軸に位置づけている。販売実績は小型トラックが20万6000台(平成18年度)、ピックアップトラック33万3000台(18年)となっている。
軽量小型トラックは両車種の中間に位置し、小口配送に向いているとされる。細井行社長は「使われ方が多様で市場も大きい。軽量小型トラックを第3の柱に育てたい」とし、平成23年後半〜24年ごろの量産化を視野に入れている。
いすゞは来年4月から3カ年の新中期経営計画をスタートさせる。この中では、23年3月期に海外商用車の販売台数を今期比64%増の35万台(売上高は6800億円)に引き上げる計画を示していた。