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【直球緩球】M&Aで売り上げ拡大 クラレの和久井康明社長 (1/3ページ)
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−−平成20年3月期は売上高4200億円、営業利益480億円と、いずれも過去最高を更新する見通しだ
「事業の構造転換に20年近く取り組んだ結果がやっと出てきた。もともとの本業である化学繊維でアジアの新興国が台頭するなか、フィルムや高機能樹脂など“調味料”的な化学製品を増やしてきた。構造転換に取り組み始めた当時、売上高の8割を占めた繊維事業は今では2割にすぎない。今年10月からは、東京証券取引所などでの所属業種が繊維品から化学に変更された」
−−原燃料価格高騰の影響は
「樹脂製品の主要市場は米欧で、価格は3年間程度の長期契約が主体。今年はちょうど契約の更新期にあたり、やっと値上げ交渉に入れた。国内の需要家の間でも、値上げを交渉する環境づくりが遅れた。“川中産業”なので小口客も多く、完全転嫁は無理。何とか価格改定によるコスト吸収を8割にまで高めたい」
「市場シェアが高く、競争力が高い製品はほとんど価格転嫁できているが、群雄割拠していている分野では、コスト上昇分の2割も転嫁できていない。商品力の優劣が表面化した」

