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カーオーディオ生産400万台へ パイオニアが上海新工場
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パイオニアは、カーエレクトロニクス製品の需要拡大に対応するため、中国・上海に新工場を建設し、本格稼働を始めた。中国はタイと並ぶ同社の車載音響機器の2大拠点。同社の生産全体で両国が占める比率を8割超に引き上げて生産効率を高めるとともに、好調なOEM(相手先ブランドによる生産)供給の拡大にもつなげる考えだ。
新工場は今夏、上海に持つ既存工場の近接地に約10億円を投じて建設。11月20日に完工式を終え、テスト生産の段階から本格稼働に移行した。
新工場の敷地面積は7万7000平方メートル、建物の延べ床面積が2万6000平方メートル。海外輸出向けに、CDやDVDなどの車載オーディオの市販製品とOEM製品を手がける。生産規模を2009年度に約400万台にする計画だ。
新工場は、上海市の輸出加工区内に新会社を設ける形で立ち上げており、税制面などの優遇が受けられる。工場の敷地は20万平方メートルまで拡張可能という。
パイオニアの主力事業であるカーエレクトロニクスは、08年度に営業利益は3年前に比べ約23%増の230億円を見込む。また、同社は国内の大手自動車メーカーにOEM供給しており、OEMの比率が08年度に38%となる見通し。
車載分野は市販市場が縮小傾向にあるが、パイオニアは「開発力の強みを生かし、OEMに力を入れて補っていく」(須藤民彦社長)方針で、OEM強化を成長のカギとみている。
上海の新工場は、防塵面などで最新鋭の設備を採り入れ、歩留まりや品質の向上を図っており、自動車メーカーなどの高い要求に応える。
パイオニアは今年4月にも、タイで現地法人の敷地内に新工場棟を建設するなど、アジアでの量産態勢を強化している。