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国内最大の冷凍食品会社誕生 JTと日清食品が加ト吉買収  (1/2ページ)

2007.11.22 18:58
このニュースのトピックス流通業界

 日本たばこ産業(JT)と即席めん最大手の日清食品は22日、冷凍食品大手の加ト吉を共同で買収することに3社が合意した、と発表した。来年4月をめどに3社の冷凍食品事業を統合する方針で、統合後の売上高は約2600億円(平成18年度、3社合計)と、ニチレイなどを上回る日本最大の冷凍食品会社が誕生することになる。

 合意の枠組みによると、JTが28日から加ト吉に対し、1株710円でTOB(株式公開買い付け)を行い、全株を取得する。買収金額は約1091億円で、加ト吉は上場廃止となる見込み。TOB成立後、JTは同額で49%分を日清に譲渡する。同時に3社による「統合委員会」を発足し、冷食事業統合の詳細を詰める。

 統合のメリットはいくつかある。

 JTの強みは、医薬事業などで培った研究開発力にある。加ト吉は国内の冷食市場でシェア19・8%をもつトップメーカーで、原料調達力や製造、販売基盤は強い。この2社に「どん兵衛」など強力な商品ブランド力を持つ日清が加わることで、「JT、加ト吉だけでは弱い競争力の補完につながる」(木村宏・JT社長)と判断した。

 食品業界では、原材料価格の高騰に加え、流通再編に伴って価格支配力を増した巨大流通のコスト引き下げ圧力を受け、巨大流通に対抗できるだけの収益力強化が喫緊の課題であり、3社統合はその解決策となりうる。

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