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JTと日清食品、加ト吉買収を正式発表 約1090億円で

2007.11.22 11:31
このニュースのトピックス流通業界
記者会見で握手する(左から)日本たばこ産業の木村宏社長、加ト吉の金森哲治社長、日清食品の安藤宏基社長=22日午前、東京都内のホテル記者会見で握手する(左から)日本たばこ産業の木村宏社長、加ト吉の金森哲治社長、日清食品の安藤宏基社長=22日午前、東京都内のホテル

 日本たばこ産業(JT)は22日、即席めん最大手の日清食品と共同で、冷凍食品大手の加ト吉を買収すると正式発表した。買収金額は約1090億円。買収後、来年4月をめどに3社の冷凍食品事業を統合し、売上高2600億円(平成18年度の実績合算)と、ニチレイなどを上回る日本最大級の冷凍食品会社が誕生する。

 JTの木村宏社長は、「3社の強みを生かし、早期のシナジー(相乗効果)を図ることで、グローバル食品メーカーへ成長戦略を図る」と説明。日清食品の安藤宏基社長も「食品業界は厳しい状況にあり、(加ト吉の買収で)多角化を進めたい」と業界生き残りへの意気込みを強調した。

 少子高齢化で国内市場が伸び悩む食品業界は、原料高や流通大手が価格支配力を強めるなど経営環境が悪化しており、3社は規模拡大で商品開発力を高め、海外事業も強化する。

 JTは28日から加ト吉株の公開買い付け(TOB)を1株710円で開始。JTが加ト吉株を全株取得した後、日清に49%を譲渡する。その上で来年4月に冷凍食品事業を加ト吉に移管し、平成21年4月に統合する。加ト吉は上場廃止になる見通し。

 加ト吉は3月に発覚した不正会計問題の影響で経営が悪化、基盤強化が課題だった。一方、JTは国内たばこ市場が縮小するなか、食品事業や医薬事業、海外のたばこ事業の強化など多角化戦略を進めている。加ト吉を傘下に収めることで、食品事業強化のスピードを高める。冷凍食品事業を強化し、外資ファンドからの買収防衛上からも企業価値を高めたい日清食品とも思惑が一致した。

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記者会見で握手する(左から)日本たばこ産業の木村宏社長、加ト吉の金森哲治社長、日清食品の安藤宏基社長=22日午前、東京都内のホテル
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