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新東京タワー 情報なきゃ“立つ瀬ない” (1/2ページ)
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地上デジタル放送用として東京都墨田区に建設予定の新東京タワーをめぐり、地元と事業主体の東武鉄道グループに「温度差」が出ている。「情報を早く共有し、一緒に街づくりを」とする地元に対し、東武鉄道は「確固たる情報しか出せない」との姿勢を崩さない。街の活性化という思いは同じだが、微妙な差が葛藤(かっとう)を生んでいる。(西山典男)
「プラン発表の前に要望を聞いてくれず、内容を教えてもくれなかった。地元置き去りだ」
不満を漏らすのは、地元の押上・業平橋地区にほど近く、浅草を擁する東京都台東区商店街連合会の石山和幸会長だ。
プランとは、東武鉄道グループが設立した子会社「新東京タワー株式会社」が今夏に発表したプランのこと。
タワーの地上付近にはレストランやオフィス、商業施設などが入居するエリアを建設。遊休地だった建設予定地は「タワーのある街」へと変貌(へんぼう)を遂げる予定だ。
「わが社が、この地(墨田区押上)に移って100年。愛着のあるこの地域を活性化させたい」と同社計画本部の今村義人課長がいうように、総事業費500億円、高さ約610メートルの新タワーは、東京・下町の活性化の起爆剤となるはずだった。

