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【夢をカタチに】江崎グリコ・熊倉誠二さん (1/2ページ)
■黒い春雨の衝撃、新作スープ好調
黒豆、黒ごま、黒酢…。「黒」のもつ高級感や意外性に健康的なイメージも加わり、黒色素材を使った食品が注目を浴びるなか、江崎グリコは8月、ひじきを春雨に練り込んだカップ入りスープ『黒はるさめスープ』を発売した。
カップスープの市場は5年前の10倍に拡大している。「どうしても参入したかった分野。後発なので、モノマネではなく、工夫が必要だった」。食品開発企画部の熊倉誠二さん(38)はこう話す。
春雨やパスタなどの具材が入ったカップスープはカロリーが低く、ヘルシー感がウリ。差別化を図るために、「健康面でもう一歩上をいく商品を作りたかった」
昨年11月、大豆が原料の湯葉(ゆば)を麺に仕立てた、とろみのある和風スープ『湯葉めんスープ』を自ら開発し、カップスープ市場にエントリーした。
「春雨でもっとヘルシー感を訴求できるものが作れないか」−第2弾の商品は、各社が商品開発にしのぎを削る春雨入りスープで勝負することに。
加えて「食品業界は黒色ブーム。黒い食品は健康に良いというイメージが消費者にも定着しつつある」と、「黒」をテーマに開発が始まった。イカスミや竹炭、コンブなどを使って“黒麺”づくりに挑戦した。しかし、なかなか納得いくものができない。「もっと意外な食材で衝撃を与えたかったんです」。

