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三菱商事 金商をTOBで子会社化
このニュースのトピックス:企業吸収・合併・提携
三菱商事は16日、子会社で株式の51%を保有する金属専門商社「金商」を、株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表した。買い付け機関は19日から来年1月10日まで。買い付け価格は1株440円で、過去1カ月間の市場平均価格に28%のプレミアムをつけた。TOBが成功し残る49%を買い取れた場合の投資総額は約64億円。全株数のうち、個人投資家の保有分は約12%で、順調に進めば来年5月ごろ上場廃止となる。
金商は昨年8月、三菱商事を引受先とする第三者割当増資を実施し、同社の子会社となっていた。今年3月期の連結売上高は約1000億円、同最終利益は約10億円で、三菱商事との連携で早急に利益を引き上げたい意向だ。
最近の金属資源業界では、世界最大の鉱山会社である英豪系のBHPビリトンと、同業の資源大手リオ・ティントとの間で買収交渉が展開されるなど、いわゆる川上分野の合従連衡が加速している。国内外の市場の寡占化が進みつつあり、三菱商事は「川中・川下分野を領域とする商社も、競争力を強化する必要がある」として子会社化に踏み切る。