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【直球緩球】TDK・上釜健宏社長 「負け組」と自戒し攻勢に (1/2ページ)
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−−売上高、利益とも過去最高だった9月中間連結決算の評価は?
「一見良さそうだが、好調とは思わない。営業利益には、光ディスクなど記録メディアの販売事業を米国企業に譲渡した利益約150億円が入っている。これを差っ引くと去年よりも悪いからだ。当社が電子部品業界の『勝ち組』なんてとんでもない話で、実は負け組だ。気を引き締めて『勝てる態勢』の整備に取り組んでいる」
−−社長に就任して約1年半の成果は
「(就任前は)香港に約18年いて、事業全体を把握しきれていなかったが、今では強みと弱みがわかってきた。HDD(ハードディスク駆動装置)用磁気ディスクなど磁性関連製品は原料から製造技術、製品ラインアップを含めて国際的な競争力があり、今後も伸ばせる。半面、コンデンサーなど誘電体系製品は事業のベースが弱い。そこで、原材料の社外との共同開発、新規用途の開拓といった基本から手をつけた。部品単体だけでなく、モジュール(複合部品)製品も増やして足腰を強くする」
−−来春、秋田(由利本荘市)で稼働する新工場も足腰強化策の一つか
「コンデンサーを一貫生産する初の量産ラインがお目見えする。3年間で500億円を投じる新工場で、進化した製造工程を採用して、生産効率をこれまでの約2倍に引き上げる計画だ。一貫生産ラインは平成21年3月末までにコンデンサー生産の秋田工場(にかほ市)、北上工場(岩手県北上市)の2工場にも水平展開し、誘電体系製品の競争力を底上げする考えだ。不得意分野を得意分野に変え、世界市場で攻めに転じる」

