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パトライト 創業家のTOBに賛同 内紛問題で行方依然不透明 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:企業吸収・合併・提携
創業家は議決権の約25%の株式を保有。一方、国内ファンドのいちごアセットマネジメントも発行済み株式の約10%を保有し、動向が注目されていた。
こうした中、創業家は、パトライトの業務執行には直接乗り出さないものの、経営陣への影響力を強める一方、いちごアセットの株買い増しなど「不確定要素」を排除するため、TOBに踏み切ったとみられる。福寅は15日から12月17日までに、1株1250円で発行済み株式の67%を取得する予定で、いちごアセットも賛同しているようだ。買い付け額は約142億円で、福寅と業務提携している三菱UFJ証券などが出資するパレス・キャピタルが支援する。TOB成立後は上場廃止となる見通し。
14日、パトライト本社で会見した植田社長は「社内の混乱は収まっている。短期収益にとらわれずに本格再建に臨むため、上場廃止につながるTOBに賛同した」と説明。今後は海外市場の開拓などに力を入れるという。
ただ、TOB成立後の植田氏の処遇は不明で再び混乱を招く恐れがある。会見に同席したパレス・キャピタルの加藤眞次郎取締役は、「決まっていないとしか申し上げられないが、混乱は避けたい」と述べるにとどめた。
パトライトは、19年3月期の連結売上高が前期比8%増の116億円、売上高営業利益率が14%に達する高収益企業だが、パレス側は「新製品の開発力・スピードを取り戻したい」としている。