ニュース:経済・IT RSS feed
【ぶっちゃけインタビュー】がんこフードサービス会長、小嶋淳司さん (1/2ページ)
大阪・十三で4坪半の「がんこ寿司」店を始めたのが、わたしの原点です。昭和38(1963)年のことです。十三は寿司店が多かったのですが、ここで勝負して一番になったら、大阪でやれると決断したのです。友人らはわたしを「がんこもの」と言っていたので、それで店名も「がんこ」にして、がんこに勝負してやろうと思ったのです。
食を職業に選んだのは大学卒業後、1年で創業することを決めていたので、腕一本でやれるような仕事はないかといろんな職業を探したところ、どんな町にいっても寿司店や食堂があるのに気付き、これは需要があるぞと思い立ったのです。近代化されていない業界でしたが、徒手空拳で始めるわたしにとって、むしろ好都合でした。
高校2年生の途中から実家の雑貨店を5年ほど経営していたため、大学はひとより4年も遅れて入りましたが、このことで商売の基礎的なことを身につけていました。
商売ほど魅力のある世界はありません。青二才で相手にされなくても、自分の努力ですばらしいものを安く提供し、結果を出せば評価してくれます。ちょっと欲を出すと売れ残るという厳しさもありますが、それも魅力です。
食をビジネスに選んでよかったと思います。わたしは食べることが大好きで、食べているときが楽しくて仕方がないのです。食いしん坊で商売が好きであるわたしが和食を中心にした商いを関西で展開させてもらえ、こんなありがたいことはありません。
食についていえば関西は恵まれているのです。瀬戸内で獲れるタイ、スズキ、ハモ、タコなどは日本一です。紀伊半島の沖で寒流暖流が交わり、クエやサンマ、サワラなど素晴らしい食材がたくさんあります。わたしの出身地の和歌山県ではおいしいみかん、桃、柿、梅がある。京野菜をはじめ大阪の野菜もおいしい。
四季折々のおいしい食材があり、季節を楽しむことができる。さらに宮廷料理や精進料理、茶懐石などが混ざり合い、今日の食文化があるのですが、そのことを関西は大事にしてくれています。


