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若者急増!職探しはネットカフェ

2007.10.30 18:59
このニュースのトピックスフリーター・ニート

 インターネットカフェを活用した就職支援ビジネスが広まっている。カフェに置かれたパソコンのトップページから求人サイトへ誘導したり、就職に役立つ講座や就職相談を受けられるなど、カフェ独自のコンテンツ(情報の内容)が増えてきた。若者中心に利用者数が伸びているネットカフェは、かっこうのビジネスの場となっているようだ。

 ≪集客力に期待≫

 複数の求人サイトを集め、就職・アルバイト先を仲介するポータル(玄関)「カフェジョブ」を運営するバリューコミットメント(東京都渋谷区)は、カフェにあるパソコンのトップページにリンクをはらせてもらっている。カフェ側には各転職サイトのクリック数に応じた一定額を支払う。カフェジョブの閲覧者は、月間10万人。このうち約8割がカフェからのアクセスという。

 「若者は携帯電話でメールやサイトを見る人が多い。喫茶店代わりに使う営業マンも職探しは会社でできないし、家では家族の目が気になる」(同社)。

 カフェの集客力に目をつけた同社は、運営する中古車販売サイトや結婚紹介サイトと、静岡県に本拠を置く大手カフェのトップページとのリンク接続も始めた。

 ネットカフェ事業者の半数近くが加盟する日本複合カフェ協会では、業界の市場規模を05年の約1970億円から、10年には約2900億円に拡大すると予測している。

 ≪団塊も照準≫

 一方、来店客がネットカフェのパソコン上でさまざまな講座を受講できるe−ラーニングサービス「脳カレ」を提供するトライオン(同港区)は8月に人材派遣業のパソナグループ、9月にソフトバンク・ヒューマンキャピタル(SH)と相次いで業務提携した。

 就職面接ノウハウを伝授する動画の講座に加え、自分の適正年収をシミュレーションできるコーナーや、転職相談窓口など、就職に役立つ両社のコンテンツを提供している。2006年8月のサービス開始から1年間で約40万人(累計)だった利用者数が、提携してから1月あまりで9万人上乗せした。

 「想定しているのは若者の利用だけではない」と同社。ねらいは団塊世代。定年退職後に資格取得をめざしたり、事業を立ち上げたいと考えている人がターゲットという。

 若者が客層の中心を占めるネットカフェは、少子高齢化時代の到来に対応するため、「新たな客層として団塊世代に注目している」(ネット複合カフェ協会)。団塊世代の獲得には、マンガよりe−ラーニングが有力な武器となる。ネットカフェを使った就職支援が広まる背景には、自宅にない独自のサービスやコンテンツを充実させ、客を増やしたいカフェ側の思惑もあるようだ。

(井田通人)

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