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神鋼電機、社名から「神鋼」を外す?
神戸製鋼所グループで東証1部上場の精密機器メーカー、神鋼電機(東京都港区)が社名から「神鋼」を外す方向で調整に入った。今年6月の株主総会後に「コーポレートブランドプロジェクトチーム」を設置、新社名を含む企業ブランドの向上について検討している。同社は「電子精密メーカーに脱却しつつ実態に合った社名にしたい」と話している。
同社によると、年明けをめどに社名変更を経営会議にかけるかどうかを決め、5月までには株主総会の議案にするかどうか判断する。現在、神鋼の持ち株比率は約20%。神鋼は持ち株比率が2割を切るグループ企業の社名から「神鋼」を外すことにしており、神鋼との取引額も1億円程度と少ないことなどもあるため、「神鋼」を外した新社名になるとみられる。
神鋼電機は大正6年に当時の帝国汽船鳥羽造船所(三重県)の電機工場として発足。戦前、戦中は陸、海、空軍に航空機用発電機などを供給していた名門重電メーカーだった。同10年に神戸製鋼所鳥羽工場となり、昭和24年に神鋼から独立、現在の社名になった。以降、産業電機機器やカラープリンターなど新領域に進出してきた。
最近は製造設備関連機器など重電機中心の企業体質から、電子精密機器製品の供給メーカーへの脱却を進めており、実態に合わせた企業イメージを構築するため社名変更の検討を始めた。プロジェクトチームでは社名やブランドイメージなどについて総合的に協議を進めており、社員アンケートなどを通して新社名を募っている。
神鋼電機の佐伯弘文会長は「実態と離れている重電機メーカーの古いイメージを払拭するためにも企業体質を表現した名前を考えている」と話している。