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「棋聖戦観戦記」 米ミューズ・アソシエイツ社長 梅田望夫 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:囲碁・将棋
最終局で羽生は、そんな佐藤の新手を、佐藤を相手に指したのである。大山ばりの勝負術とみることもできるし、羽生の佐藤に対する深い敬意の表れとも感じられる。これを「現代に蘇った大山・升田対決」と言わずして何と呼べばいいのだろう。
2007年以降、羽生と佐藤は20局を戦い10勝10敗。2人の実力は完璧(かんぺき)に拮抗(きっこう)している。「次の10年」いや「次の20年」にわたり、48歳の大山と53歳の升田が日本中の将棋ファンを熱狂させた昭和46年の第30期名人戦のような名勝負を2人には戦い続けてほしい。
産経新聞社から「来期も観戦記を」との話をいただき、私は「喜んで」と答えた。すでに第80期棋聖戦の予選は始まっている。果たして誰が羽生に挑戦するのだろうか。捲土重来(けんどちょうらい)の佐藤か、あるいは若き俊英の挑戦か、興味は尽きない。そしてそのとき羽生は、いったい何冠を保持していることだろう。
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【プロフィル】梅田望夫
うめだ・もちお 昭和35年生まれ、慶応大卒。米コンサルティング会社に入社し、カリフォルニア州シリコンバレーに駐在。平成9年に独立し、コンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」を創業。著書に「シリコンバレー精神」「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」など。
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