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「棋聖戦観戦記」 米ミューズ・アソシエイツ社長 梅田望夫 (1/3ページ)

2008.7.24 08:10
このニュースのトピックス囲碁・将棋
佐藤康光(右)を破って棋聖を奪還した羽生善治=18日、静岡県伊東市(飯田英男撮影)佐藤康光(右)を破って棋聖を奪還した羽生善治=18日、静岡県伊東市(飯田英男撮影)

 ■現代に蘇った大山・升田の対決

 第79期棋聖位決定五番勝負は、羽生善治名人・王座・王将が佐藤康光棋聖(棋王)を2連敗の後3連勝という逆転で下し、8期ぶりの棋聖位に返り咲いた。

 私が観戦記を担当した新潟での第1局(6月11日)のとき2冠だった羽生は、6月17日に名人位を奪取し、いまは4冠。前人未到の「永世7冠」、そして12年ぶりの7冠も射程に入ってきた。

 今年の棋聖位決定五番勝負は、ファンの期待を裏切ることなく、現代将棋を象徴する難解な名局が繰り広げられた。しかし羽生は敗れた緒戦と第2局を「ふがいない将棋」と振り返り、佐藤も敗れた第3、4局を「だらしなかった」と厳しく総括した。2人とも30代後半という頭脳スポーツ選手として難しい年齢に差し掛かっているが、この苛烈(かれつ)なまでの自己への厳しさこそが、若手を寄せつけず棋界最高峰の地位を維持しつづける2人の強さの源なのである。

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佐藤康光(右)を破って棋聖を奪還した羽生善治=18日、静岡県伊東市(飯田英男撮影)

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