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【棋聖戦・梅田望夫氏観戦記】(3)未踏領域に突入、「均衡の美」をタイトル保持者が解説 (2/3ページ)

2008.6.11 15:19
このニュースのトピックス囲碁・将棋
北浜健介七段の大盤解説風景=11日午後、新潟・岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)北浜健介七段の大盤解説風景=11日午後、新潟・岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)

 ここで佐藤棋聖が長考に入ったのだが、次の一手は42分後に指された。

 「1秒も考えなかった手だよー」と渡辺竜王が叫んだ。△4二玉である。

 「2四と3四に歩が垂らしてあるところに玉が近づいていくなんて、考えられない手だな。佐藤流ですかねえ。羽生さんも1秒も考えてなかったんじゃないかなあ」(渡辺竜王)

 そして▲7九玉と、羽生挑戦者も自陣を整備する。佐藤棋聖は△5二金。「嵐の前の静けさだなあ」とは遠山四段。

 いまは午後2時半である。

 昨夜、前夜祭の会食の席で佐藤棋聖と隣り合わせだったのだが、私が「明日の佳境は、午後4時から5時ごろでしょうか」と尋ねたところ、「午後2時か3時で、どうにもならない局面になってしまうといけないんですよねえ。いい将棋になれば、佳境は午後4時から5時ごろになると思います」と佐藤棋聖はおっしゃった。

 いま午後2時半、この将棋の形勢は互角。間違いなく「均衡の美」が保たれている。

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コラム原稿を執筆中の梅田望夫氏=11日午後、新潟・岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)
北浜健介七段の大盤解説風景=11日午後、新潟・岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)
第一局(休憩後の再開)=11日午後、新潟県新潟市岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)
報道控え室で第一局の原稿を書く梅田氏 =11日午前、新潟県新潟市岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)
佐藤康光棋聖に羽生善治王座・王将が挑戦する第一局。観戦記を執筆する梅田望夫氏らを交えて談笑=10日午後、新潟県新潟市岩室温泉の高島屋(撮影・瀧誠四郎)

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