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【皇室豆知識】皇后さまゆかりのバラ (1/3ページ)
東京都品川区東五反田の旧正田邸跡にある区立公園「ねむの木の庭」で、皇后さまゆかりのバラ「プリンセス ミチコ」が鮮やかなオレンジ色の花を咲かせている。かすかな香りと濃いオレンジ色が特徴のこのバラは、「美しいだけでなく、育てやすい品種」(愛好家)として人気が高い。
昭和41年、当時の駐日英国大使が、日英の貿易促進と友好のシンボルとして、当時皇太子妃だった皇后さまのお名前「美智子」にちなんだバラを贈ることを発案したのが、「プリンセス ミチコ」誕生のきっかけである。
1836年の設立で、バラの種苗会社として200年近い歴史を持つ英ディクソン社5代目のパトリック・ディクソン氏は、この案を受け、美しいオレンジ色のバラを皇后さまに贈ることにしたという。
バラの栽培に取り組み、数々の品種を生み出している「京成バラ園芸」(千葉県八千代市)によると、世界のバラの品種は現在2万5000以上。今もなお、毎年100以上の新種が誕生しているという。
紀元前に誕生し、長く王侯貴族に愛されてきただけに、バラは世界の王室とのかかわりも深い。
昨年誕生した新種「プリンセス アレクサンドラ オブ ケント」は、英国のエリザベス女王のいとこにあたるバラ愛好家の名が由来となっている。
モナコ王妃となった女優の故グレース・ケリーにささげられた「プリンセス ドゥ モナコ」や、同じくモナコのキャロリーヌ王女にささげられた「キャロリーヌ ドゥ モナコ」など、高貴な女性にささげられたバラは枚挙にいとまがない。
もちろん、日本の皇室にささげられたバラも、「プリンセス ミチコ」だけではない。皇后さまゆかりのバラとしては、平成4年、同じ英ディクソン社から皇后さまに送られた「エンプレス ミチコ」もある。エンプレスは「皇后」の英訳。鮮やかなオレンジ色の「プリンセス ミチコ」と異なり、こちらは淡いピンク色で、花弁が1枚ずつめくれて咲くのが特徴だ。


