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【インタビュー】高円宮妃久子さまに聞く 鳥から学ぶ日本流環境保全 (1/2ページ)
環境問題を最大のテーマとする北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)がある今年は、議長国・日本の「エコ元年」と呼ばれる。バードウオッチングが趣味の高円宮妃久子さまは問題を肌で感じ、早くから警鐘を鳴らされてきた。世界最初の国際環境NGOである野鳥保護団体「バードライフ・インターナショナル」(BLI、本部=英国)の名誉総裁も務められる。
「朝、昔よりスズメの声が聞こえない気がしませんか。いつも見られた鳥が見られなくなった。逆に、日本へ普段は来ない鳥が来ている」
旅先ではよく、野鳥にカメラのレンズを向けられる。環境へのお取り組みも、これが契機だ。
「鳥は昔から人間のあこがれの的。姿が美しく愛らしい、詩的感情を刺激する身近な存在で、季節の使者でもある。どこの国にもいて、目立つので情報も得やすい。生息域が広いため、保護には国際協力が必要。したがって最初の国際環境NGOが『鳥』なのは、理にかなっているのです」
近年、北海道や熊本県など全国各地で環境保護を訴える講演を続け、平成16年11月にはタイで開催された世界自然保護会議にご出席。17年11月は、BLIの理事会出席のため英国を訪問された。
「愛鳥家が国籍を超えて手をつなぐことで、世界の自然を守りたい」
鳥に親しみを覚えられるようになったきっかけは、実は旧姓の「鳥取」だ。
「幼いころは、他人よりも興味を持って鳥をみるべきで、鳥もそういう目でみてくれていると思い込んでいました。鳥にはずっと特別な感情があって、BLIはその延長上にあると思っています」
日本サッカー協会など多くのスポーツ団体でも名誉総裁を務められる。だがスポーツの世界大会は、競技場建設が環境破壊につながると批判も多い。
「大規模な施設が不足する大会といえば、五輪かサッカーワールドカップ(W杯)。大規模工事で開催国が活気づくことと、新規建設を最小限にして環境汚染を抑えることとのバランスは難しい」

