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【宮内庁の発表要旨】「放置すれば骨粗鬆症になるのは明白」
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天皇、皇后両陛下の健康問題で宮内庁の金沢一郎・皇室医務主管と風岡典之次長が25日、発表した要旨は次の通り。
▽皇室医務主管
陛下は前立腺がんの治療として平成16年7月からホルモン治療を続けているが(腫瘍(しゅよう))マーカーは完全に抑制されている。しかし、定期的な皮下注射という負担があり、定期検査の結果、治療の副作用として骨密度の低下傾向が明らかになった。放置すれば、骨粗しょう症になるのは明白。両陛下はこれまでも早朝の散歩やテニスなどの運動をしているが、骨密度の低下に歯止めをかけるためにさらに一定の時間を運動療法に確保する必要がある。メニューは現在、専門家の意見に基づき作成中。
皇后さまのめまいは身体からの「警告」だが、特異な疾患ではない。しかし、原因不明のめまい感は断続的に続いている。平成17年の愛知万博のころに生じた頸部(けいぶ)の痛みは克服したが、頸椎(けいつい)及び脊椎(せきつい)の変形に伴う胸背部の鈍痛が不定期にある。大腸の疾患は完治したが、胃の所見は一昨年と変わらず注意を必要とする状況が続いている。
▽次長
陛下の具体的な運動療法のメニューを作成中。今後規則的に運動療法を実施するべく一定の時間を確保するよう従来の日程を一部見直す。皇后さまについても身体の「警告」を受けとめ今後の日程を作成する。
宮中三殿の工事完了で3月末から宮中祭祀(さいし)が三殿で行われる。昭和時代にも高齢になった昭和天皇の負担軽減という観点から調整が行われた経緯がある。今後、三殿で祭祀が再開されるのを機に日程の見直しの調整をすることを検討するが、即位20年を越える来年からという陛下の気持ちに沿って実施する。