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【皇室豆知識】「親任式」って何?
皇居・宮殿「松の間」で26日、内閣総理大臣(首相)の「親任式」と、国務大臣や内閣官房副長官の「認証官任命式(認証式)」が行われ、福田新内閣が正式に誕生した。
首相と最高裁長官は、親任式で陛下に直接任命され、初めて正式に就任が決まる。だから、25日の臨時国会で首相指名を受けた福田氏は、その時点ではまだ首相ではなかったわけだ。このため26日付の朝刊で、「実質的な活動を開始したことから、福田首相と呼称する」と、“おことわり”を載せた新聞もある。
明治憲法下では、天皇から任命される「親任官」という官僚の最高位があった。対象は首相のほか、枢密院議長、陸軍や海軍の大将などだったが、現憲法下では親任官という位はない。親任式の名はその名残というわけだ。
一方、国務大臣や内閣官房副長官などの認証官を任命するのが認証式である。国務大臣と内閣官房副長官以外の認証官は、副大臣や特命全権大使、特命全権公使、最高裁判事、高裁長官、検事総長、次長検事、検事長、公正取引委員会委員長、人事官(人事院を組織する定員3人の特別職)、検査官(会計検査院を組織する定員3人の特別職)。宮内庁長官と侍従長も認証官である。
大臣を任命するのはあくまでも首相である。宮内庁では「親任式が天皇陛下の主宰儀式だとすれば、認証式は陛下の臨場儀式」と説明している。
つまり、親任式は天皇陛下ご自身が任命する儀式なのに対し、認証式は首相が任命する場に臨み、その正当性を証明する、という儀式なのだ。福田首相の親任式では、陛下が「総理大臣に任命します」と述べたが、認証式では「重任、ご苦労に思います」との言葉をかけられていた。