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「囲碁と人間の幸せ」議論 大商大で公開シンポ

2008.2.27 10:45

 「囲碁と人間の幸せ−過去の遺産を未来へ」というテーマの公開シンポジウムが、このほど大阪商業大学(東大阪市)で開かれた。同大総合経営学部公共経営学科が毎年主催しているもので、今年で3回目。約170人のファンが参加した。

 はじめに神戸芸術工科大学の相良二朗教授と、大阪商大アミューズメント産業研究所の松村政樹副所長が、視覚障害者への囲碁の普及活動について講演した。

 松村教授らは、視覚障害者の使いやすい、障害のない人とも違和感なく対局できることを目標にかかげて完成度の高い9路盤と19路盤を開発した。「まだ、試作の段階だが、さらに要望を取り入れて、スタンダードな盤を作りたい」との報告があった。

 また、今回は「囲碁研究学科」を設けている韓国の明知大学から、韓国棋院の棋士九段でもあるチョン・スーヒン教授らも参加した。

 チョン教授は「囲碁理論の問題点」と題して講演。「碁は地の戦いなのか、石の戦いなのか」「読みは重要な能力だが、どう読めばいいか」など、囲碁ファンにとってだれもが悩む問題について、わかりやすく解き明かす努力が必要ではないかと問題提起した。

 パネルディスカッションには、日本棋院から大竹英雄副理事長(名誉碁聖)、関西棋院の全国こども囲碁普及会・日本視覚障害者囲碁普及会代表をつとめる森野節男九段、それに韓国側からナム・チヒョン明知大教授(韓国棋院初段)、キム・ジンファン教授(アマ5段)が壇上に上がり、谷岡一郎学長の司会で行われた。

 韓国代表の「これからは日本、韓国、中国がもっと交流して世界規模での発展を目指そう」という提言があった。

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