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【著者に聞きたい】有川浩さん『三匹のおっさん』 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:フリーター・ニート
「若い感覚をもった今のお年寄りを主人公にしよう」と決め、“心の素敵箱”の引き出しを開けた。街でみかけたちょっと素敵なおじさまやカッコイイ居酒屋の大将…素敵箱にしまい込んでいた人々が蘇る。日頃(ひごろ)いろんな人と、おしゃべりしてきたことも生きてきた。想像をめぐらせて誕生したのが「三匹のおっさん」たちだ。
定年退職後、ゲームセンターに再就職したキヨは剣道の達人。経営していた居酒屋を息子夫婦に譲ったシゲは柔道家。工場を経営しながら一人娘と暮らすノリは改造スタンガンを持ち歩く頭脳派。幼なじみの3人は、キヨの孫やノリの娘も巻き込んで、詐欺やチカン、動物虐待などの事件を鮮やかに解決していく。おっさんたちの胸のすくような活躍には思わず、拍手喝采(かっさい)。「このあたりの世代のパワーを使うと、とても有意義だと思います」
キャラクターよし、テンポよし、ストーリー展開もよし。その上「いつも、今書いているものがいちばん楽しいと思っているんです」と著者が言うのだから、読む楽しさも格別である。(文芸春秋・1600円)
岸本佳子
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【プロフィル】有川浩
ありかわ・ひろ 高知県生まれ。著書に『塩の街』『クジラの彼』『阪急電車』など。
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