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【書評】『日本大使公邸襲撃事件』ルイス・ジャンピエトリ著、沢田博訳
1996(平成8)年12月にペルーの日本大使公邸で起きた事件の全容を、人質になった現ペルー第1副大統領が12年の沈黙を破り、告白したノンフィクション。ペルー軍が、テロリストに占拠された公邸の地下に掘り進めたトンネルから急襲し、人質を救出するまでの126日間に、公邸内部では何があり、外部といかに交信を図ったのか。また、当時のフジモリ大統領は武力解決をいかに決断したのかを、冷静に詳述した。著者はかつて軍特殊部隊を指揮し、80年代には対テロ掃討作戦の最前線に立っていた。日本はテロと決して無縁ではない。万一のときにいかに対処すべきかを学ぶ格好の入門書でもある。(イースト・プレス、1890円)
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