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芥川賞・津村記久子氏 直木賞・天童荒太氏、山本兼一氏 選考経過 (1/3ページ)

2009.1.18 08:51
このニュースのトピックス日本シリーズ
受賞が決まりフォトセッションで真ん中の立ち位置を津村記久子さん(右)に譲る天童荒太さん(中心)。左は山本兼一さん=15日午後、東京・丸の内の東京会館(緑川真実撮影)受賞が決まりフォトセッションで真ん中の立ち位置を津村記久子さん(右)に譲る天童荒太さん(中心)。左は山本兼一さん=15日午後、東京・丸の内の東京会館(緑川真実撮影)

 第140回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が15日、発表された。東京・築地の料亭、新喜楽で行われた選考の過程、講評を紹介する。

【芥川賞選考委員】池澤夏樹、石原慎太郎、小川洋子、川上弘美、黒井千次、高樹のぶ子、宮本輝、村上龍、山田詠美

【直木賞選考委員】浅田次郎、阿刀田高、五木寛之、井上ひさし、北方謙三、林真理子、平岩弓枝、宮城谷昌光、宮部みゆき、渡辺淳一

                   ◇

 

芥川賞 『ポトスライムの舟』文章力など成長

 池澤夏樹氏ら9人の文人が顔をそろえた芥川賞の選考委員会。2時間近く激論が交わされた結果、津村記久子さんの『ポトスライムの舟』に決まった。

 選考委員の宮本輝氏によると、他の委員からは過去の津村作品と比べ、「文章力も小説の組み立ても成長した」との声が上がったという。「ポトスライムは何の変哲もない葉っぱ。それが舟となり、今の寄る辺ない日本の荒波に揺られているとのメタファー(隠喩(いんゆ))でもある」と宮本氏。「慎(つつ)ましやかに生活している女性たちが衒(てら)いのない文章で描かれている」と絶賛した。

 選考ではまず、墨谷渉『潰玉(かいぎょく)』と吉原清隆『不正な処理』、山崎ナオコーラ『手』の3作品が外れた。続けて、鹿島田真希『女の庭』が落ちた。

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受賞が決まりフォトセッションで真ん中の立ち位置を津村記久子さん(右)に譲る天童荒太さん(中心)。左は山本兼一さん=15日午後、東京・丸の内の東京会館(緑川真実撮影)
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