[PR]
ニュース: 文化 RSS feed
【仕事の周辺】長谷川仁美(書店員)(中) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:フリーター・ニート
好きな本を並べる楽しみ
あけましておめでとうございます。一年のうちで忙しさがピークな年末を乗り越え、新しい気持ちでまたお客様をお待ちしております。
昨年は私にとって本当に大きな年でした。何と言っても、細々とやっていた『蟹工船』の仕掛けが注目され、雇用や生活不安などの社会問題とリンクして全国的な広がりになり、流行語大賞までいただいてしまったこと。私がフリーター時代に漠然と抱えていた抜きがたい将来への不安を店頭のポップで表現したのですが、これをたくさんの方に評価していただきました。
書店員にとっては、ポップは自分を表現する大事なツールの一つ。「なぜこれを売りたいのか」が書かれているポップは、本の紹介のみならず、必ず書いた人の思想が反映されてしまうからです。書店はどこも同じ? 違うんです。ポップを、ポップがなくてもそのディスプレーをよく見ると、その担当者の「主張」が聞こえてくるはずです。今年も「来て楽しい本屋」をめざして、がんばります!
さて、カレンダーを少しだけ戻して…今日は角川文庫の入荷日。書店用語で「協定品」というのですが、角川文庫は店頭に出す日が一律で決まっており、当店の場合、前日のお昼に商品が入荷し、次の日の朝、開店前に商品を並べます。これがまたまた楽しい作業。この月の目玉はなんといっても、天才作家、森見登美彦の代表作と言ってもいい『夜は短し歩けよ乙女』。角川さんに頼み込み、1500冊入荷する超大型新刊です。
このニュースの写真
[PR]
[PR]

