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【グローバルインタビュー】「耐える石」で仏文学賞 アフガン出身のライミ氏 (1/4ページ)
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フランスの最も権威ある文学賞、ゴンクール賞の今年の受賞者にアフガニスタン出身のアティク・ライミ氏(46)が選ばれた。受賞作品の「シンゲサブール(耐える石)」は「最高のルポルタージュよりアフガンの現実を描いている」と絶賛されている。そのライミ氏に思いを聞いた。(パリ 山口昌子)
――受賞で生活が変わりましたか
「もちろんですよ。インタビューやそれに伴う外出など。朝食を食べたり食べなかったり。食事の時間も不規則になったりと。でもとにかくうれしいです。文学で最高の賞によって認められたわけですから」
――これまでの3作は処女作の「地と灰」(2000年刊)を含めてアフガニスタンで話されている言語のひとつ、パシュトゥー語ですが、今回は初のフランス語ですね。
「フランス語はこの30年間、学んでいるので母国語のようなものです。カブールでは仏語系のリセ(高校)に通学していましたし、フランスでの暮らしも25年以上になります。ただ、これまで仏語で書きたいと思ったことはありませんでした。今回、仏語を選んだのは、アフガニスタンのタブーを破るには母国語より外国語の方が自由に表現できるからです」
――「耐える石」という題名について説明してください
「アフガニスタンやタジキスタン、イランなどで大衆に伝わる空想の石のことです。この石にあらゆる不幸や絶望、苦痛、貧窮などを話すと、すべてを飲み込んだ石があるとき炸裂(さくれつ)し、自分は解放されたというわけです。アフガニスタン人には、この石が必要なのです」
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