ここ数年の「新書ブーム」の元祖は70年前のこの日に発売された岩波新書だ。「支那思想と日本」や「奉天三十年」のほか、川端康成の短編集「抒情歌」など20冊が同時発売された。1冊50銭と円本の半値だった。年代ごとに表紙の色が変わり、赤版でスタートし、戦後は青、黄を経て創刊50年で今日の新赤になっている。創刊は英ペリカン・ブックスにヒントを得て編集者の吉野源三郎氏が提案した。