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【書評】『生きる−わたしたちの思い』谷川俊太郎with friends著
谷川俊太郎の「生きる」という詩をご存じだろうか。「生きているということ/いま生きているということ/それはのどがかわくということ/木漏れ日がまぶしいということ」。数十年前に発表されたこの詩が今、静かなブームとなっている。あるインターネットコミュニティーで「みんなの『生きる』をつなげていこう」と運動が盛り上がっている。
本書は2000件以上の投稿作品の中から抜粋し、投稿者自身のコメントや写真を加えて再構成した。短い詩に込められたさまざまな人生が読み取れ、目頭が熱くなる。「生きる」という詩が無限に連なって人々の心をつないでいくこの試みは、最近、なにかとネガティブにとらえられがちなネットの世界の新しい可能性を示している。(角川SSC・1260円)
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