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【週末読む、観る(2)】『ケータイ小説的。』『コンビニのレジから見た日本人』ほか (3/4ページ)
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■【ビジネス書・評】ビジネスジャーナリスト・峰如之介
小笹芳央著『なぜ、できる人から辞めていくのか?』(大和書房)は部下の意識を知り、マネジメントの実践を理解できる本。突然、職場を去って業務に多大な損失を与える部下の退職を防止する最善の策は、自分の部下がなぜ働いているのか=彼らが会社にいる理由を認識することと説く。若者が転職を決意する危険ワードを示し、仕事の意義を使命感、責任感、承認感、貢献感に4分類する。部下の意欲を引き出す具体的な行動を明示し、マネジメントの要諦を「ゴールのイメージをしっかり描いて、そこにどれだけ執着しているかでその人の本気が試されます。その本気を、部下は見ています」とアドバイスする。
竹内稔著『コンビニのレジから見た日本人』(商業界)は、コンビニ店の来店客行動から分析したユニークな日本人論。本書はまず「コンビニのお客はおかしい」と指摘し、「コンビニでは何をしてもいい」と思っていると言い切り、「トイレを無料で開放したころから何かがおかしくなり始めた」と断ずる。店内で傍若無人に振る舞う客やコンビニ従業員を人間とみなさない多くの事例をひもといて、余裕を喪失した現代の日本人を浮かび上がらせる。
平川克美著『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社)は、ビジネスを構成する〈戦略〉〈会社〉〈組織〉〈行動〉〈評価〉などの本質を検証した本。著者は、ビジネスの負けはビジネスを志す者が踏む重要な過程といい、マラソンの野口みずき選手が勝利した原因を「おそらく数え切れない」と平明に解説し、すべての原因を戦略論に帰着させる誤りを看破する。
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