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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(163)
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こういう時にテレビに出て、したり顔でああだこうだ言っているコメンテーターを見ていると腹立たしい。明解な、説得力ある回答などそんなにすぐに出てくるわけもないのだ。
殺された人たちの若さに、遺族の悲嘆に胸が痛む。同時に取材陣に取り囲まれ土下座したという加害者の両親にも。
それでも新聞を隅から隅まで読まずにはいられない。
締め切りの関係で週刊誌は『週刊文春』『週刊新潮』(ともに6月19日号)がいちばん早い。
が、両誌とも火曜校了だから取材期間は実質1日半。そう深いものは期待できないと思っていたが、そのとおりで新聞以上の情報はない。
『新潮』、殺された東京電機大生らの友人の言葉がその無念の思いをよく伝えている。
〈「僕は、辛(つら)いというよりも悔しい。友達2人が死にそうな時、周りにその姿を携帯やデジカメで撮っている野次馬がたくさんいたんです。僕は止めたのに……。“不謹慎だから止めてください!”。そうはっきり僕は言った。でもみんな止めようともしない。僕はいまでも、何であの人達が写真を撮っていたのかわからない。(中略)多分、あの人達は写真を友達に見せるのかなと思うと、堪(たま)らなく嫌な気分になりました」〉
時に号泣しながら友人はそう語ったという。
『文春』も同じ光景を伝えているが匿名の記者のコメント。こういうところに取材力の差が出る。
『新潮』ではもう1本。「『詐欺師親子!』と告発された『愛人入籍』JOC竹田会長」。
雅子妃問題で、『WiLL』西尾論文に反論した旧皇族、竹田恒泰氏と父親の恆和氏(JOC会長)が300万円余の借金をめぐって告発されたという。
息子は雅子妃問題の渦中、父は北京五輪直前という、『新潮』らしい“絶妙”のタイミングだ。(『WiLL』編集長)