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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(161)
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今週は各誌、まれに見る低調ぶり。
唯一、『週刊朝日』(6月6日号)の大特集「公明党よ! 目を覚ませ」に注目。
自民党と連立9年の公明党に御厨(みくりや)貴(東大教授)、島田裕巳(宗教学者)、平島健司(東大教授)の三氏が「その存在と意義を問う」ている。
まず御厨氏。
公明党は〈真のキャスチングボートを握ってしまった〉にもかかわらず、
〈「与党ボケ」してしまい、自民党の一派閥のような存在になってしまいました〉〈平和の党だったはずの公明党は完全に自民党の補完勢力になってしまいました〉〈このままでは、公明党が自民党と一緒に沈んでいくのは確実でしょう〉
次いで島田氏。
公明党、創価学会は〈現実には、すでに「ポスト池田」の時代に入ろうとしている〉。しかし〈前回の参院選で公明党は議席を大きく減らしました。次の総選挙が、公明党の正念場になるでしょう〉。
ならば公明党が「目を覚まして」どうあるべきかについて明解な解答がないのが不満。
先週号では間に合ったはずなのに四川大地震にほとんど触れていなかった『週刊ポスト』(6月6日号)、さすがに今週は特集で「『四川大地震』地獄絵が暴く『中国という国家』の正体」。
どんな正体か。
(1)四川省当局は当初、ガス壊疽(えそ)感染者が多数出ていることを隠していた。
(2)核施設は無事だと言い張っていたが、民生用の放射性物質2個が未回収。
(3)〈震災地では公安や人民解放軍によって、チベット人の携帯電話が次々に剥奪(はくだつ)され〉
(4)四川省内の5つの水資源事業に日本の円借款合計580億円がつぎ込まれているが、返還されない可能性がある。
狙いはいいが、もう一息、詰めがほしい。(『WiLL』編集長)