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【読む、観る(5)】「笑点」の林家木久扇師匠が「旬を読む」、ほか (2/5ページ)
このニュースのトピックス:伝統芸能
かつての持ち主が、招いた客を驚かすためにさまざまな仕掛けをこらした古屋敷で、三斎一味にとらわれた弥十郎の仲間、尽左衛門を取り返そうと、弥十郎の剣友たちが仕掛けを使って三斎一味を恐怖に陥れ、乱戦になる。空に輝く満月のもとで繰り広げられる、これが“月芝居”。息をつかせぬ闘争シーンの一方、右京のもとを訪ねた弥十郎が、右京手作りの味の濃いおじやで一杯やる。酒飲みにはたまらない、やさしいシーンも小説のよい彩りだ。
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はやしや・きくおう 昭和12年、東京生まれ。平成17年、「林家木久蔵」の名跡を長男に譲り「木久扇」を名乗る。日テレ系「笑点」にレギュラー出演。
■児童書大書評(1) 評・香曽我部(こうそかべ)秀幸(梅花女子大教授・絵本史研究者)
『ポップアップ絵本 ナルニア国物語』(岩波書店・3990円)C・S・ルイス原作、ロバート・サブダ作、中村妙子訳
仕掛け絵本は、欧米では18世紀以来の伝統があるが、近年ロバート・サブダやマシュー・ラインハートによって、新たな展開がなされ始めた。『不思議の国のアリス』以来、彼らの創出した超絶・精緻(せいち)な技巧は、紙細工による仕掛け絵本の技術水準を一挙に引き上げたと評価されているが、昨年『スター・ウォーズ』など人気SFファンタジーが、彼らの手によってダイナミックなポップアップ(開くと飛び出す)絵本に仕立てられるにおよび、その魅力が日本でも広く知られるようになった。
『ナルニア国物語』は1990年代、ある児童書出版社の入社面接において、応募者全員が少年期の一番の愛読書に挙げたとの伝説があるほどの不朽の長編ファンタジーだが、壮大な物語全7巻から7つのエピソードが選ばれ、超立体的なポップアップで再現されている。