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【出版社オススメ 連休に読みたい本】『不祥事はなぜ繰り返されるのか』『夜の銀座の資本論』… (1/5ページ)
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■リスク・マネジメント入門書
武井勲著『不祥事はなぜ繰り返されるのか』(扶桑社新書・714円)
新会社法、金融商品取引法(J−SOX法)……企業を取り巻く新しい法律が制定されている。それに伴い、「内部統制」「ガバナンス」など分かっているようで、実は理解が十分できていない用語が日常的に使われてきている。
「リスク」という言葉は、ここ数年で急速に普及してきた。「それはリスクが高い」「リスク・ヘッジなしではできない」など日常会話にも登場するくらいだ。その「リスク」を統制するのが、「リスク・マネジメント」。先に挙げた用語もリスク・マネジメントから派生してきたものである。そのリスク・マネジメントを一通り理解できている人は、どれくらいいるのだろうか? リスク・マネジメントが機能していないがゆえに、安倍前首相は辞任に追い込まれ、高い安全性を世界に誇っていた柏崎刈羽原発は非常に深刻な状態に陥ってしまった……。
本書は、これらの失態が取り返しのつかないところまで追い込まれた原因を、懇切丁寧に解説し、ここまで悪化する前に何をすべきだったか、コトが起きてしまった段階で、どうすればよかったかを提言していく。そして、これは最近頻発している不祥事の対策として、多くの企業にも大変有益である。
リスク・マネジメントに関するさまざまな法制化が進み、一方で社会情勢が混沌(こんとん)としているなか、政治家や経営者はもちろん、公務員やサラリーマン、主婦でさえもリスク・マネジメントが必須になってこよう。
リスク・マネジメントの本場、米国で40年にわたって研究をしてきた第一人者によるこの入門書で、リスク・マネジメントの概略を理解し、不安の少ない未来を切り開いてほしい。(扶桑社書籍編集部 田中亨)